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今日の給食【9/30】


 今日のメニューは、牛乳、ごはん、くずきりと鶏肉の煮物、ちくわとごぼうのきんぴらです。 
 「葛切り(くずきり)」は、葛粉を水で溶かし、型に入れてから加熱し板状に固めたものをうどんのように細長く切った麺状の食べ物です。冷して蜜をかけて食べたり、乾燥したものを鍋料理の具として用いたりしています。葛粉は体を温め血行をよくするとして、風邪の対症療法として葛根湯や胃腸不良の時の民間治療薬として古くから利用されてきました。今では、葛粉は供給量が少ないため、葛ではなくジャガイモ澱粉などを原料にして葛切りを模した食材が一般に使われるようになっているそうです。
 金平(きんぴら)は、日本食の惣菜の一つで、繊切りにした野菜を砂糖・醤油を用い甘辛く炒めたものです。江戸時代に流行した古浄瑠璃「金平浄瑠璃」の主人公で、金太郎で有名な坂田金時の息子という設定の「坂田金平」に由来していると言われています。牛肉の旨味とごぼうの歯応えに濃いめの味付けがよく合います。ごはんのおかずにもぴったりです。どちらも美味しくいただきましょう。